日本銀行の金利は「0.5%」に上昇…! 意外にも住宅ローンの「変動金利」がお得になるパターンがあるって本当ですか?

配信日: 2025.04.19

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日本銀行の金利は「0.5%」に上昇…! 意外にも住宅ローンの「変動金利」がお得になるパターンがあるって本当ですか?
2025年1月に開催された日銀金融政策決定会合で、政策金利を0.5%に引き上げることが決定しました。住宅ローンは毎月の支出の中で大きなウェイトを占めており、金利上昇によって住宅ローンの負担も大きくなるのではと不安や疑問に感じる方もいるでしょう。
 
本記事では、金利上昇が住宅ローンに与える影響や変動金利がお得になるケースを解説します。金利上昇が住宅ローンにどんな影響があるのか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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日本銀行の金利上昇は住宅ローンにどう影響する?

2025年、日本銀行は金融政策の仕組みを見直し、金利を引き上げました。銀行などの金融機関は、こうした金利の変化を見ながら、自分たちが貸し出すときの金利(貸出金利)や、お金を預かったときに払う利息(預金金利)を決めています。
 
そのため、日本銀行が金利を上げると、その影響は私たちや企業などにも少しずつ広がっていくのです。私たちに影響を及ぼすものの一つが、住宅ローンです。
 
住宅ローンには、変動金利と固定金利があります。変動金利では、「半年に1回」など一定期間ごとに、市場の金利情勢などの変化に伴い金利の見直しが行われる仕組みです。例えば、これまで0.35%だった変動金利が0.6%に上がると、そのぶん利息の負担が大きくなります。
 
ただし、すでに変動金利で住宅ローンを借りている人は、すぐに返す金額が増えるわけではありません。変動金利には「5年間は返済額が変わらない」というルールを定めている金融機関が多いため、しばらくの間は毎月の返済額は同じままです。その代わり、返済額の中の利息の割合が多くなるので、元本を減らすスピードがゆっくりになります。
 
また、年齢やローンの残り金額によっても影響は変わります。とくに20代や30代のように、まだローンの金額が多い世代では、金利が上がることで年間3~4万円ほど負担が増えるという試算もあるようです。
 

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住宅ローンの変動金利がお得になることがある?

「金利が上がると、変動金利は損になるのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、変動金利でも条件によっては固定金利よりもお得になるケースがあるのです。
 
その理由は、変動金利の方が借り始めの金利が低いからです。例えば、某銀行の住宅ローンの金利を比較すると、以下のようになります。

●変動金利:年0.595%~年0.675%
●固定金利(固定3年):年1.52%~年1.60%
●全期間固定金利(全期間固定21~25年):年2.25%~年2.33%

このように変動金利だと、金利が低いことが分かります。毎月の返済額の中で利息が少なければ、そのぶん実際に借りたお金を早く減らせます。借りたお金が早く減ると、あとから金利が上がっても、支払う利息の金額が小さくて済むのです。
 
また、住宅ローンには元利均等返済といって、返済額を一定にする仕組みがよく使われています。これは返済の初めほど利息の割合が多く、後半になるにつれて元金の返済が増えていきます。つまり、最初の金利が低いと、より多く元金を返せるため、全体の負担が軽くなる可能性があるのです。
 
さらに、金利が低いうちに「繰り上げ返済」などを行えば、残りのローンを早く減らすことができ、将来の金利上昇の影響を小さくおさえられるでしょう。
 

日本銀行の金利が上昇しても住宅ローンの変動金利がお得になるケースもある

日本銀行の金利が上がると、住宅ローンの返済にも影響が出てきます。特に変動金利は金利の変化を受けやすいです。しかし、必ずしも損になるとは限らないようです。借り始めの金利が低ければ、元金を早く減らせて、結果的に負担が少なくなることもあるでしょう。
 
大切なことは、金利の動きだけにとらわれず、自分のライフプランや返済方法、そして将来の家計の見通しをふまえて住宅ローンを選ぶことです。変動金利のメリットを生かしながら、繰り上げ返済などでリスクをコントロールする工夫も選択肢の一つです。
 
金利が動いたときは、どのローンが自分たちに合っているかを見直すチャンスです。焦らず、じっくりと考えて選んでいきましょう。
 

出典

三菱総合研究所 日銀金融政策決定会合(2025年1月23-24日)政策金利0.5%への引き上げを決定、物価見通しは上振れ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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