小学6年生の息子が「誕生日プレゼントはSwitch2がいい!」と言っています。小学生に「5万円」は流石に高いと思うのですが、買ってあげるべきでしょうか?

配信日: 2025.06.11

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小学6年生の息子が「誕生日プレゼントはSwitch2がいい!」と言っています。小学生に「5万円」は流石に高いと思うのですが、買ってあげるべきでしょうか?
「Switch2が欲しい!」と小学6年生の子どもにリクエストされたとき、戸惑う保護者も多いのではないでしょうか。最新のゲーム機は魅力的な一方で、価格は約5万円と、誕生日プレゼントとしては決して安い買い物ではありません。
 
小学生に高額なものを与えるのはどうなのか、甘やかしすぎにならないか、教育上の影響も含めて判断に悩む場面です。
 
本記事では、誕生日プレゼントの金額相場やゲーム機を与えることのメリット・デメリットを整理し、家庭で納得のいく判断ができるよう、考える視点をご紹介します。
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小学生にSwitchは“当たり前”? 所有率と誕生日プレゼントの相場

「Switchはまだ早いのでは?」と思う親御さんも多いかもしれません。しかし、株式会社ジェーディーエスの「JNNデータバンク ヤング調査 2022年12月実施」によると、首都圏に居住する小学5・6年生の72%がNintendo Switchを所有しているという調査結果もあります。
 
つまり、3人に2人がすでにゲーム機を持っているという現実があり、友達との話題や遊びの中心がゲームになるのも珍しくありません。
 
一方で、小学生の誕生日プレゼントの相場は3000円~1万円程度が多いといわれています。高学年になると少し高価なものを求めるケースも見られますが、5万円以上のプレゼントはやはり高額です。
 
だからこそ、「持っている子が多いから買うべき」「周囲と同じでないとかわいそう」といった判断ではなく、その家庭の方針として納得できるかどうかが重要になります。
 

Switch2を買う前に考えたい、使い方のメリットとリスク

ゲーム機は娯楽であると同時に、子どもの成長や人間関係にも影響を与えるツールです。利便性だけでなく、教育的視点からも見ておきたいポイントがあります。
 

メリット

・友達とのコミュニケーションや共通の話題になる
・ソフトによっては論理的思考や創造性が育まれる
・ルールを設けて使えば、時間管理や節度を学ぶきっかけになる
・親子で共通の遊びや会話が生まれる

 

リスク

・長時間の使用による学習時間や睡眠の不足
・ゲーム依存やオンライン機能によるトラブルの可能性
・「買ってもらって当然」という感覚が身につく可能性

 
つまり、ゲーム機自体が悪いわけではなく、「どのように使わせるか」「家庭内でのルールをどう設けるか」が大きなポイントになります。
 

判断のカギは「どんなかたちで持たせるか」

高価なプレゼントをどう扱うかは、家庭ごとの教育方針や子どもの性格によって異なります。「買う・買わない」の二択ではなく、そのプロセスや約束事をどう設計するかが大切です。
 
たとえば、「何でも欲しいものをすぐ手に入れられる」環境が当たり前になると、金銭感覚が甘くなるリスクがあります。
 
逆に、「欲しいものがあるなら、どうやって手に入れるかを自分で考える」という姿勢を促すことで、金銭教育の一環にもなります。そのためには、以下のような工夫が役立つでしょう。


・プレゼントの一部をお小遣いや貯金から負担する
・お手伝いの報酬を積み立てるなど、目標達成型にする
・「使い方のルール」や「勉強と両立する」といった条件をあらかじめ話し合って決める
・誕生日と他の記念日をまとめた“特別な機会”とする
・欲しい理由や使い方を、子ども自身の言葉で説明させる

こうしたやり取りを通じて、子どもにとって「モノを持つこと」の意味を考えるきっかけになります。単にモノを手に入れるのではなく、責任や自律心も同時に育てていけるような工夫が、より価値のあるプレゼント体験につながるはずです。
 

まとめ:価格よりも「意味のある贈り方」が大切

Switch2のような高額なゲーム機は、小学生へのプレゼントとしては決して安くはありません。
 
しかし、高価だから買うべきではない、高価でも欲しっているなら買うべき、という単純な話ではありません。大切なのは、そのプレゼントが子どもにとってどんな意味を持つか、どのような責任やルールとともに渡すかという視点です。
 
もし購入を検討するのであれば、家庭内で話し合いの時間を設け、子どもにも「自分で考える機会」を与えてみてください。親からの贈り物が、モノとしての価値以上の「学び」につながる可能性もあります。
 

出典

株式会社ジェーディーエス ゲームの進化が止まらない! 注目のゲームは? JNNデータバンク ヤング調査 2022年12月実施
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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