「同じマンション」で「間取りも同じ」だという息子の友人は、息子より家賃が「1万円」安い!?→家賃が設定される仕組みはどうなっているのでしょうか?
配信日: 2025.06.08

今回は、家賃を決める仕組みについて解説します。物件選びに本記事の内容をお役立てください。

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家賃を決める要素
家賃を決める要素はおもに以下の3つです。
●立地
●間取りや部屋の位置
●設備
1つずつ解説します。
立地
家賃は、立地条件の影響を受ける傾向があります。都心部に近い地域や交通の便がよい場所では、住みたいと考える人が多くなるため、家賃が高く設定されることが多いようです。
駅からの距離や、急行電車が停車する駅の周辺なども、家賃に影響を与えるようです。また、周辺の施設や環境も家賃に関係することがあります。近くにショッピングモールや教育施設がある場合なども、その利便性が評価され、家賃が高く設定されるようです。
間取りや部屋の位置
家賃は間取りや部屋の位置によっても変動します。広い間取りは、多くのスペースを活用できるため需要が高まる傾向があり、家賃が高くなるとされています。
また、角部屋や高層階など部屋の位置も家賃に影響を与えるようです。一般的に、角部屋では窓が2方向または3方向に設置されている場合が多く、採光や通風がよいとされています。また、隣接する住戸が片側だけであるため、騒音に悩まされることも比較的少ないようです。高層階については、眺望のよさや日当たりのよさが評価されることが多いようです。
以上のことから、需要が高い部屋は家賃が高くなる傾向にあります。
設備
賃貸物件に備わっている設備は、家賃に影響を与える要素の1つとされています。オートロックや防犯カメラなどのセキュリティー設備が備わっている場合は、家賃が高くなることが多いようです。また、宅配ボックスや浴室乾燥機などの利便性を高める設備も、需要に応じて家賃に反映される場合があります。
さらに、オール電化や床暖房などの設備が整った物件では、一般的に家賃が高めに設定される傾向が見られることもあります。
契約方法によっても家賃は変わる
賃貸契約には、大きく分けて「普通借家契約」と「定期借家契約」の2つがあります。普通借家契約は、契約期間が満了しても引き続き居住したい場合は更新できる契約です。
一方、定期借家契約は、あらかじめ契約期間が決まっています。定期借家契約は、普通借家契約と比べて、家賃が8割程度におさえられていることが多いようです。
適切な家賃かを見極めるポイント
まず、周辺の家賃相場を確認することが一般的な方法とされています。現地の不動産会社を訪ねたり、インターネットで同じエリア内の物件情報を調べたりすることで、おおよその相場感を把握できるようです。
さらに、家賃が適切かどうかを判断する際には、時期的な要素も考慮が必要です。不動産市場には繁忙期と通常期があり、需要の増減によって家賃が変動することがあります。契約時期を踏まえて、判断するとよいでしょう。
家賃は部屋の位置や間取り、契約条件などによって決められる
家賃は、立地や間取り、設備、契約条件などの影響により、部屋ごとで異なる場合があります。適切な家賃の物件を選ぶためには、相場や時期を確認し、その家賃が妥当かどうかを見極めましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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