余った小銭を「ATM」に入れたら手数料がとられました…！なぜ？どの銀行が無料なのでしょうか？

配信日: 2025.05.28

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余った小銭を「ATM」に入れたら手数料がとられました…！なぜ？どの銀行が無料なのでしょうか？

「財布が小銭でパンパン…。そろそろ銀行ATMに預けよう」と思って行動した結果、手数料がかかって驚いた経験はありませんか？

実は今、小銭の預け入れには“手数料”が発生する銀行が増えています。なぜ手数料が必要なのか？そして、無料で小銭を預けられる銀行はあるのか？

本記事では、小銭入金の仕組みから手数料無料で預ける方法まで、分かりやすく解説します。

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 ▼

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1 なぜATMに小銭を入れると手数料がかかるのか？
2 小銭入金が無料の銀行はどこ？主要銀行を比較
3 小銭をATMに預けるときの注意点とコツ
4 手数料を避けて賢く小銭を預ける方法とは？
5 手数料を避けるなら、小銭はATMと銀行を見極めて使おう

なぜATMに小銭を入れると手数料がかかるのか？

以前は小銭も気軽にATMで預けられましたが、2022年1月17日からゆうちょ銀行などで硬貨の預け入れに手数料が導入され、状況が大きく変わりました。背景には、銀行側の「コスト増加」や機械の故障対応などがあります。硬貨は紙幣よりも扱いが大変で、集計や仕分けに人手や機械の手間がかかります。

また、ATMの故障の原因になることも。こうした理由から、ゆうちょ銀行をはじめとする多くの銀行が、小銭の入金に手数料を導入したのです。一例としてゆうちょ銀行の手数料を紹介します（表1）。

【表１】

枚数	手数料
1～25枚	110円
26～50枚	220円
51～100枚	330円

出典：株式会社ゆうちょ銀行 ■手数料・料金一覧【貯金関係】をもとに筆者作成

たとえ100円玉を50枚（5000円分）預けたとしても、220円の手数料がかかるため、実質は4780円の入金ということに。これは大きな損ですよね。

小銭入金が無料の銀行はどこ？主要銀行を比較

すべての銀行で手数料がかかるのでしょうか？実は、ATMからの小銭入金が無料の銀行もあります。表2は、2025年現在の主要銀行の状況です（一部店舗によって異なる可能性があります）。

【表2】

銀行	手数料
三菱ＵＦＪ銀行	ATMでの小銭入金は無料（ただし、対応ATMは店舗内に限る）
三井住友銀行	ATMにて無料で小銭入金可能（ATMによっては硬貨未対応あり）
みずほ銀行	小銭の入金は可能で、ATM利用時は手数料なし
りそな銀行	ATMでの小銭入金が無料（ただし100枚以上や2回目以降は有料）

各種公式サイトをもとに筆者作成

一方で、ゆうちょ銀行は先述の通りATMでも手数料が発生し、その他地方銀行なども同様の傾向が見られます。無料で預けたい方は、これらメガバンクの「店舗内ATM」を利用するのがおすすめです。

小銭をATMに預けるときの注意点とコツ

無料の銀行を見つけたとしても、以下の点に注意しましょう。

・小銭対応ATMかを確認

コンビニATMなどでは小銭が扱えないことが多いため、必ず「店舗内ATM」を選びましょう。

・利用時間に制限あり

小銭入金ができるのは、平日昼間（8:45〜18:00）に限られる場合があります。

・入金枚数に制限

1回の操作で100枚まで、などの制限があるため、500枚など大量にある場合は複数回に分けて操作する必要があります。ただし、銀行によっては「1日あたりの入金回数」や「合計枚数」にも制限がある場合があるので、事前に確認しましょう。

また、ATMの中には小銭を認識しにくい機種もあるので、あらかじめ硬貨を汚れのない状態で整えておくとスムーズです。

手数料を避けて賢く小銭を預ける方法とは？

小銭を無駄なく預けるには、以下のような工夫をしましょう。

・無料の銀行ATMを活用する

三菱ＵＦＪ銀行やみずほ銀行などの大手銀行では、店舗内ATMを平日8:45～18:00の間に利用すれば、日常的に出る小銭もこまめに預けられます。ただし、1回の入金枚数に制限があるため、大量の場合は複数回に分けて入金する必要があります。

・キャッシュレスを意識する

小銭が増えないよう、買い物ではできるだけキャッシュレス決済を利用するのも手です。

・両替機やスーパーのセルフレジを活用

小銭を使い切る場所として、イオンやイトーヨーカドーなどのセルフレジも有効です。

特に、「今後のためにキャッシュレス化を進めたい」という人には、スマホ決済を導入することもおすすめ。小銭をそもそも発生させないという視点も大切です。

手数料を避けるなら、小銭はATMと銀行を見極めて使おう

ATMに小銭を入れたら手数料を取られて驚いた方も多いかもしれませんが、これは銀行側の運営コストや機械の負担に対応した措置です。ただし、すべての銀行で手数料がかかるわけではありません。

メガバンクを中心とした一部銀行では、ATMから無料で小銭を預けることが可能です。「いつ・どこで・どのATMを使うか？」を知っていれば、余計な出費を防げます。財布の小銭をスッキリさせたい方は、ぜひこの記事を参考にして、賢く入金しましょう。