夏は「シャワーだけ」でお風呂を済ませることが多いのですが、「節水用のシャワーヘッド」って実際どのくらい節水できるのでしょうか?

配信日: 2025.05.30

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夏は「シャワーだけ」でお風呂を済ませることが多いのですが、「節水用のシャワーヘッド」って実際どのくらい節水できるのでしょうか?
夏は湯船につからず、シャワーだけで済ませる方が増える季節です。手軽で涼しく、汗を流せるシャワーはとても便利な半面、水道代やガス代が気になるという声もあります。最近では「節水シャワーヘッド」が注目されていますが、実際にどのくらい節水できるのか気になっている方も多いでしょう。
 
本記事では、節水シャワーヘッドの仕組みや節約効果、選び方のポイントまでわかりやすく解説します。
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夏はシャワー中心でも、水道代は意外とかさむ?

シャワーは湯船に比べて節水できる印象がありますが、実際にはそれなりの水量を使っています。東京都水道局によると、シャワーを3分間流しっぱなしにすると、約36リットルの水を使用するとされています。毎日10分間シャワーを使った場合、1ヶ月(30日間)で3600リットルの水を消費する計算になります。
 
その水を温めるにはガス代や電気代もかかるため、家族が多い場合や「湯船に入らないから安く済んでいる」と油断していると、思っている以上にコストがかかっていることもあります。そんなシャワー習慣に「節水シャワーヘッド」を取り入れると、効果的な節約につながります。
 

節水シャワーヘッドでどのくらい節水できる?

節水シャワーヘッドは、水の勢いを保ちながら、使用水量を30~50%ほど抑えられるように設計されています。主な仕組みは、水に空気を混ぜたり、水流を細かく分散したりすることで、水の使用量を減らしつつ、体感的な水圧は維持するというものです。
 
たとえば、通常のシャワーヘッドで10分間に120リットルの水を使うところを、節水タイプに替えると約60~80リットルの使用になります。これを毎日使えば、月間で約1200~1800リットル節水でき、家庭の人数や利用状況によっては年間で約5000円~1万円以上の水道・ガス代節約が見込めるケースもあります。
 
家庭で使う水の中でも、シャワーは大きな割合を占めるため、節水効果は想像以上に大きいのです。
 

節水だけじゃない、選ぶときの快適さも大切

節水できると聞くと、「水圧が弱くて使いづらいのでは?」と不安になるかもしれません。最近の節水シャワーヘッドは改良が進み、水圧の強さや肌あたりのやさしさも考慮された製品が増えています。シャワーヘッドを選ぶときは、次のようなポイントをチェックしましょう。

●節水率:50%など、高い数値をうたう製品もあります。実際の効果は製品や使用状況によって異なるため、数字だけでなく口コミやレビューもチェックしましょう。
●止水ボタンの有無:手元で水を止められると、シャンプー中などにこまめに節水ができて便利です。
●取り付けやすさ:市販の多くのシャワーヘッドは工具なしで交換可能ですが、事前に自宅のシャワー規格を確認しましょう。
●その他の機能:塩素除去・美容効果など、プラスアルファの機能を持つ製品もあります。

節水性能だけでなく、使い勝手や快適さも重視することで、長く続けられる節約習慣になります。
 

まとめ 快適さを損なわずに、ムリなく節約を

夏場はシャワーの使用頻度が高くなり、水道光熱費も上がりやすくなります。節水シャワーヘッドは、水量を減らしながらも快適さを損なわないよう設計されており、手軽に始められる節約アイテムとして非常に効果的です。
 
家族の人数、製品の節水率、住んでいる地域など利用状況によっては年間5000円~1万円以上の節約が期待できる場合もあり、環境負荷の軽減にもつながります。水道代が気になる方や、シャワー習慣が中心の方は、ぜひ節水シャワーヘッドの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
 

出典

東京都水道局 もっと知りたい「水道」のこと
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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