毎月の電気代を「1万円以下」におさえるため、怪しい箇所をチェック→「就寝中」は子ども部屋のオレンジの「常夜灯」をつけっぱなしにしています。1ヶ月でどれくらいの「電気代」がかかっているのでしょうか?
配信日: 2025.05.28

しかし、一晩中つけっぱなしにしていると、気になるのは電気代です。
本記事では、常夜灯を毎晩つけっぱなしにした場合の電気代を確認するとともに、白熱電球からLED電球に交換した場合の節約効果や、LED電球のメリットについてもご紹介します。

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目次
常夜灯を毎晩つけっぱなしにした場合の電気代
まずは、就寝中に常夜灯をつけっぱなしにした場合の1ヶ月の電気代がどのくらいになるのか確認してみましょう。
電気代は「消費電力(キロワット)×使用時間×電気料金単価」で計算します。消費電力は照明の種類によって異なるため、カタログなどで確認してみましょう。電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーを使用します。
例えば、あるメーカーのミニ電球(消費電力0.036キロワット)を常夜灯として使用した場合の電気代を計算してみましょう。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」によると、子どもの睡眠時間の目安は以下のようになっています。
●小学生:9~12時間
●中学生・高校生:8~10時間
これを参考に、子ども部屋の常夜灯を一晩に8時間つけっぱなしにした場合と、12時間つけっぱなしにした場合の電気代を計算した結果は、以下の通りです。
●0.036キロワット×8時間×31円/キロワットアワー=8.928円
●0.036キロワット×12時間×31円/キロワットアワー=13.392円
それぞれ1ヶ月に換算すると、8時間使用の場合で約268円、12時間使用の場合で約402円となります。
常夜灯を白熱電球からLED電球に替えるとどのくらい節約できる?
常夜灯として使用する電球を白熱電球からLED電球に替えた場合、月々どのくらい節約できるのか計算してみましょう。
上記と同じメーカーのLED小形電球(消費電力0.005キロワット)の電気代は、以下の通りです。
●0.005キロワット×8時間×31円/キロワットアワー=1.24円
●0.005キロワット×12時間×31円/キロワットアワー=1.86円
1ヶ月に換算すると、8時間使用の場合で約37円、12時間使用の場合で約56円です。白熱電球の電気代と比較すると1ヶ月あたり約200~300円以上安く済む可能性があります。
常夜灯をLED電球に替えるメリット
子ども部屋の常夜灯をLED電球に替えるメリットには、電気代を節約できること以外にもさまざまなものがあります。
まず、寿命が長いので電球の交換頻度が少なくて済みます。高所での交換作業は手間がかかることもあるため、頻繁に交換せずに済むことは大きなメリットでしょう。
また、素材が丈夫なので地震などで衝撃を受けても割れる心配が少ないことや、紫外線がほとんど含まれていないので虫が寄り付きにくいことなどもメリットです。
白熱電球を常夜灯として一晩中つけっぱなしにすると月200~400円台の電気代がかかる場合もある
子ども部屋の常夜灯として白熱電球を使用する場合、一晩中つけっぱなしにすることで1ヶ月に200~400円台の電気代がかかる可能性があります。
なお白熱電球をLED電球に替えた場合、月々の電気代を200~300円ほど節約できる場合もあるようなので、早めの交換を検討してみるとよいでしょう。
LED電球には寿命が長いことや虫が寄り付きにくいことなどのメリットもあるため、確認しておくことをおすすめします。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
厚生労働省 健康づくりのための睡眠ガイド 2023
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー